さいごの



あっと言う間の2週間。
骨折した鎖骨は一日一日良くなってきていて、折れた部分の
上と下に新しい骨が出来てきています。
私が手で骨の上をスーッと撫でてみても、そこだけ凸しているのが
よくわかります。今日の診察でようやく来週にベルトが
外せることになりました。よかった。


そしたら今度は私が。
子宮の回復が悪い様で、ホルモン剤を服用することに。
突然の断乳の指示。


少しずつ少しずつ飲む回数を減らしてきてはいたものの、
私自身もふんぎりがつかず、一体いつ卒乳するの?って
いう感じでしたが。それが「今スグ」と突然決まりオロオロ。


帰宅して「今日でバイバイなんだよ」と話をしてからたっぷり授乳。
飲んだら手を合わせて会釈。
これはまだ話せない廉ちゃんの「ごちそうさま」のポーズ。
「今までありがとう、だね。バイバイだよ」と私が言うと
手を振ったり、会釈(これは「ありがとう」だね)をする廉ちゃん。


昼間は平気だったけれど、夜中は泣いたね!夜は2時間寝ては2時間泣いてた。
そんな日が3日程過ぎたら、今度は眠くなったら自分でおんぶひもを
持ってきてくれたね。「おんぶで寝かせて〜」ってことなのね。
夜中おんぶでウロウロも7日間くらい続いたね。
Tシャツをめくると絆創膏の貼られた胸を見て、「そうだった、、、」と
がっくり顔して泣きながらおんぶひもを持ってくる廉ちゃんは
健気でした。


そしてようやく添い寝で眠れるように。不安になるとおかあさんを
手で探し、お腹や腕やあちこちを触るけれどちゃんと眠れるね。
おかあさんは傍で廉ちゃんに頼まれたことをして、一緒に悲しみを
分かち合ったりしかできなかったけれど、ちゃんと段階を経て
こうして乗り越えるんだな、、、すごいな〜と実感したよ。


上の子は仕事のために3ヶ月で卒乳だったので、初めての卒乳と
言ってもいいくらい。一緒に乗り越えて、とてもいい経験になった。
母子分離のファーストステップだった気がする。本当にありがとう。


突然決まったさいごの授乳。
記念にお父さんが撮影してくれたよ。
もうこの時期には2度と戻れないんだと思ったら寂しくなってしまった
おかあさんでした。